人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

丸目がねで見えたもの

ジョン・レノンが生前に所有していた』HIBOの12金丸眼鏡」が競売にかけられるのだそうな。(我がイギリスはマージーサイド、セントへレンズのオメガ・オークションが3月に開催するビートルズ関連アイテムの競売会によれば)

1980年にニューヨークで暗殺され、40歳で他界したジョンは、60年代に丸眼鏡を流行(はや)らせ、そのトレンドは現在も続いている。

「ジョンのような丸めがねをかけてみたい」

そんな風に思った今の親父世代には。。。

「そう そう 憧れだぁよな」っと

こんな、聞こえよがしのような声があちこちに聞こえるはず

ジョンの視力自体はもともと悪かったのですが、めがねをかけて人前に立つことをあまり好きではなかったジョンは。。。

ビートルズの初期のアルバムではめがねをかけたジョンは確かに見かけられないでしよ

そんなジョンとめがねの関係を変えたのが、映画「ジョン・レノン僕の戦争」だと言われています。
ビートルズがライブツアーを中止した1966年にジョンが出演することになった映画

「僕の戦争」

この映画中で、青年兵士を演じるための小道具として「丸めがね」は使われたのでした

ジョンは、いったい、何に戦争を仕掛けていたのだろう

ジョンは、その時に「あの丸めがね」をかけたのでした
それをきっかけとして、愛用するようになります。

その時に、何があったのでしょうか

1966年といえば、ジョンとオノ・ヨーコが出会った年でもあります

ジョンの新たな『旅立ち』だったような気がするのです

私も、今日はひとつの『出立』であり
「出発」であり
(出航)であり

《最期への旅立ち》となるような気持ちなのです。

そこには、昨年新調した丸目がね、、、

ジョンに憧れ、終いこんであったフレームに今に合うレンズ、今に最もよく見えるレンズに交換したのです

丸目がねと一緒です

今日の改元文字がよく見えました。。。。

涙とともにネ

 

 

 

添ってみようかと

 

「添」
この字を初めて目にしたのは小学五年生のときだった。
つくし(土筆)のようにヒョロヒョロと背が高く、アンガールズのような奴
その名前が「添田」というのであった

○○に寄り添って行きたいと思います

こんな言葉を、こんな文字を、近頃よく聞くような気がするのです
その度に、「添う」ことの「浅はかさ(浅薄)」を感ずる。。。

この「添」という漢字は、どんな成り立ちをもつのだろう

「流れる水」の象形であるサンズイと
人の頭部を大きく強調した「心臓」の象形であるつくりからなっているようなのです

心臓、心、こころ、は「流れ尽きぬ水」のように変わらぬ思いを表していると思いませんか

「天と向かうときの心」を意とし、そこから天に対して心が「そう」を意味する「添」という漢字が成り立ったようです

「そえるとは、(主となるもののそばにつける、そばに離れずにいる)」

あるものに別のものが「ぴたり」とくっついて離れない

そう、これが、「寄添って歩く」ってことだと気づきます

あのイチローが現役から退きました

自分を律し、あくまでも普通を装いながら、決して妥協をしない姿

彼の背中には「真摯」という文字がとても似合います

彼がプロ入りしたのが1991年、そうして、
退く、表舞台からの引くことを意としたのが2019年

これ、なんと、私が歩んでいる足跡と同じなのです。
彼の会見には涙がありません。
涙しながら見てもいないのです
嬉しい そろそろ帰りましょうか

イチロー君と一緒に歩めたこと

わかったでしょうか
彼ほど我々と「添ってくれた」奴はいないと言うことを。。。。。。。

私も、今年で、退こうと思っています
表から少し退いてみようかと

その次にあるもの、望むもの。。。。

「添い、、、添われ、、、そっと、
添っていたいと。。。」

そう思うのですが。。。。


藤原為嗣 「つれもなき 人はうき身のよそながら 心に添ふは 思ひなりけり」

良 寛 「今更に 死なば死なめと思へども 心に副(そ)はぬ 命なりけり」

こんな「添え文に寄せて。。。」


貴方に添い寝のぬくもりが
こころの芯に語りかけ
春の予感にからむ息


そう だってさ

最後の寄港は、貴方にヨーソロ(寄う添う)

 

 

添う

「両手でそっとすくい上げる幸福と

指の間からこぼれて落ちてしまう

はかなさ」

 お母さんに真っ赤なチョッキを編んでもらったねずみくん
うれしくてうれしくてたまりません
それを見たあひるくんは「いいチョッキだね ちょっときせてよ」
チョッキを着たあひるくんに、さるくんが「ちょっときせてよ」。。。
と、次から次へと
みんなが着ていくうちに、チョッキはどんどん伸びてしまうのでした

児童文学作家のあまんきみこさんが、戦争の悲劇を伝えた絵本「ちいちゃんのかげおくり」の絵を覚えてますか

ちいちゃんのあの眼差しはいったいどこを見て、何を私たちに話しかけているのでしょう

こんな、「寄り添い」をして我々に教えてくれていたのが上野紀子さんでした

さぁ今、絵本を開いてみましょう

こぼれ落ちぬように、そっと

(この2月にお亡くなりになりました
心よりご冥福を御祈り致します)

貧しさ、豊かさ、「幸せとは」

 

なぜ?なぜ? こうも寒ッブイ日が続くのでしょうか
気持ちが先走ってしまい、冬野郎対策の装束は早、終ってしまったのでした。
昨日今日の夕方からの寒ッブさときたら、悲しくなるのです。

どんなに楽しいことを考えよ~っとしても、
どんなに身体を動かそうと飛び上がってみても、
どんなに "山びこ叫び" をしようっと口に手を当てても、、、、、ヤッホー

敵いません
奴の罠にハマってしまうばかりなのです
冬野郎の
背中からは、「見たことかぁ~」っと笑う声が聞こえるのです
冬野郎の

でも。。。。

奴等も敵わないものがあるのです

季節は、知らぬ間にもやって来ているのです

そう、

どんなに足掻いてみても、その時間の流れに逆らうことはできないのでした

そう、

私たちが感ずるよりも、もっ~と、ずーっと、前から知っている自然の歩みがあるのでした。

水の温もり、風の柔らかさ、土のほころび、緑の優しさ。。。。

「ウグイス」が下手な喉を鳴らし

「つくし」が辺りを見渡しながら背伸びをし

「花たち」が我先に急ぐさまを見て。。。。

「貧しさ、豊かさ、」
を感ずることを許さない国、政治の在り方に思わず涙が出てしまう
、思わず首をすくめてしまう

では、「幸せとは」 なんなの

みんなぁ~

ほんとうに考えてみないとダメさ


見上げてみて、みなみ星を感じながら
頬を温めてみようかな

「幸せを感ずる。。。」ために、何を

 

おなじ場所の違和感

今朝の新聞をご覧になりましたか

昨日の311東北震災から8年目を思いだし、忘れてしまわないように、またあの時の思い出したくない惨状を報じる紙面がある。

うぅーん?

そんな文字のかたわらに「東京五輪開幕まで12日で500日」となり11月完成のメインスタジアムをはじめ各施設建設も最盛期に入ったと。。。報じている。

まだ、十分に使える施設を壊し、慣れ親しんだ風景を「五輪」の2文字だけで変えてしまう。

8万人の募集に対して20万人の応募があった(ボ)の異常さ

キレイに、ジンソクに、多くのカネを使って完成するのなんて当たり前なのである。

それに人の命も喪われずに。。。

こんな、ふたつが「おなじ場所」に並んでいていいものか
昨日は、まさに皆が「おなじ気持ち」を持った311であるはずなのに


終わることのないあの日。。。。

二年後には終わってしまう オマツリの日。。。。


このふたつを 「おなじ場所」に載せる意味は何?


それは、復興五輪だからさ
聖火のスタート地点も楢葉町広野町にあるJヴィレッジにしてさ。。。

帰還者なんて当時の半分以下で町村の存続まで心配されている所、
そうして、大熊町双葉町などはいまだ全町避難禁止区域なのだ。

あと500日で帰れることもないのに

こんなことが無ければ決して、五輪聖火のスタート地点に選ばれる事など無かった場所。。。

どうせなら、Jヴィレッジで開会式、閉会式をやろうよ!
20万人の(ボ)くらで、町を清掃をすれば、どんなに人々の心の復興につながるのだろう。

「おなじ場所」にある嫌悪感に胸が痛くなるのであった

しかし、私も理由はともあれ福島の復興から手を引いた一人でもあるのです。。。

 

ごめんなさい と、

 

 

支えでいられたら

支えでいられたら

「高さ」と「広さ」と言って何を思い浮かべるだろう

「空の高さ」と「海の広さ」一番解りやすい

それは無限だから
いや、見たことがないから

ありがとう

この、言葉の「高さ」と「広さ」を考えた事がありますか

もっと強く、もっとやさしく、なれたなら
この「ありがとう」も、もっと、、、

楽しく響いたのかもしれない
支えになったかもしれない

「夢の高さ」と「愛の広さ」こんな思いを持っていられたら

その手を離さないで

be here for you
、、、「あなたのためにここにいる」

be on your side
、、、「あなたの味方でいる」

どんな時も、どんな日でも、どんな今でも

ささえとなっていられたら

きっと気づいていないのかも。。。

でも、忘れないでいてほしい

be on your side あなたの味方

そんな手を放さないで

 

その目はどこを。。。

0226  その目はどこを。。。

どこまで、いつまで、沖縄を悲しませると言うのだろうか

辺野古を巡る20年間。。。
米軍 普天間飛行場の移設に伴う 辺野古新基地建設を巡る埋立工事

真摯に土砂を投入するこの姿は

「自分たちのことは、自分たちで決める」

ここにこそ、民主主義があるのであろう

7割の県民が反対し、明確に圧倒的な形で示した民意を、「真摯に受け止め、土砂の投入は、粛々と進めます」の一言で済ますというのか

立ち止まる、振り返る、戻る こと、なぜできぬ
真摯な真意を見せる時は、きっと今


あなた達の目はどこを見ているの

沖縄に全てを押しつけている、私達の目はどこを見ているの

民主主義の「日本」が民意にどう答えるか

シンゾウ と トランプ などに負けてはならない

そうしないと、、、、、


「真摯に寄り添って」 こんな、美しい日本語が無くなってしまう。。。

それを、見ているのは、私達の「目」