人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

悲しい同級生vsスーパーボランティア

 

ここ2年ほど前まで、震災対策で楢葉町へ通っていた。 楢葉町は、双葉町の南、広野町の北にあり福島県でも南に位置する。この二年前からは、全町民の帰還が開始されているが。。。。
常磐道も全線が開通し、東西南北交通も路線も確保できたのではあるが。。。朝夕の道路渋滞の状況からも解るのだが、こちらの人の数を増やしているのは、私を含めた復興作業員と公務員の面々である。
二年前は、現場へ向かう朝と帰宿する夕方は渋滞が何キロも続くのである。
今でも、双葉郡の各町の国道では、バイクは通行できないはずである。
この作業の最後に見た子供の姿が嬉しくて泪がでたのを思い出す。

定年後の地元町民に帰って来られますか?と聞いてみた。私らの故郷だよ、生まれた場所さ、でも、、、
生活基盤が整備されていない場所には、とても帰れないよ。ましてや、若い人達は、仕事も出来るような経済、社会基盤が無い以上帰ってくるはずはないだろう!

違うかな水谷さん!と言われた。

当初は、私も福島の復興に少しでも役に立てればとの気負った思いもあったは事実。
勢い込んだ。
しかし、皆の税金を掛けて復興整備することの相容れない色々な情況に胸が痛み、情けなくなる始末なのである。
それで、支援業務への参加はやめた。。。

  かの「78歳スーパーボランティア尾畠春夫さん」のような、奉仕を出来るくらいの会社であれば良かったのだけれど。

福島は、原発事故が他県と大きく異なる要件なのである。原発特需で町が潤っていたことも隠すことの出来ない事実なのである。

考えてみよう。

これ、父の意見ではなく母の想いで物事を決めていたら結果は同じであろうか。
我が国も少しは変わっていたのではないだろうか。

ヒロシマナガサキを被害者としての意識から歩みを始めているはずなのに、もっと身をもって考えれば良かった。

原発いりますか?

ヒロシマナガサキを被害者としての意識から歩みを進めているから、侵略した東アジアの国々への心からの謝罪を行えないでいるのではないか。

間違いをおかしましたと。。。

子供、孫達へ安心でき、優しい国で手渡してやりたいと思うのである。
今、色々な社会情況にあり、危うい政治体勢であると言えないだろうか。。。。

「抑止の為の抑止力」要りますか?

一番に痛みの解るのは、今のところ日本人だけなのです。

今のうちに。。。。。。

頼むよ。同級生のシンゾウ君。

「君では、無理なんだねって」言われてるよ。