人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

男と女はフィフティ×50

 

今日も遅くなりました。
雷光が夜空をスポットライトの如く寸断なく点滅している。

さすがに金曜日。
電車も老若男女が、それぞれの顔で乗りあっている。平日ならこれの2割くらいではないだろうか?

前の席では、何故か、こんな時間に念入りの化粧に励む、若い娘が二人。彼氏に会うのかな?
男どもと言えば、髪は乱れ、シャツはヨレ、終点が始発になる族(やから)が舟を漕ぎながら夢心地のようである。

男たるもの、恥じを感じないのだろか?
同じ男でありながらあぁー嫌だ?
なぁんて、人には言えるが結局は同じ事をしている我が身を振り返る事になる。

女性はこんな甘えはないのであろう。

誇りを持て!

社会通念を盾に大体が「何を女が解るか」と開き直るのが男ね常である。

この、意識の違いは遠い昔からあった筈である。

今何故、こんなに男達が威厳なく弱々しくなってしまったか。

それは「給料袋」を持ってお父さんが帰らなくなったからなんですね。

今月の給料有り難く頂きましたか?
紙切れの明細と小銭の音がする給料袋、どちらに有り難みを感じますか?
給料袋が立ちますか?
待ちこがれてますか?
何もしなくても、決まった日に給料が口座に入っている。
当たり前になって、しまっているのですね。

蛇口を捻ればお湯がでる。
スイッチ押せば電気がつく。

でも、お父さん頑張ってます。

男よ!給料袋を持って帰る時、ボーナス袋が立った時の、あの優越感を思いだしてください。

この気持ちが「誇り」なんです。
男に誇りが感じられれば、女性もその誇りを大切にしたくなる筈なのです。

「誇り」とは、地位、名誉ではないのです。

自尊心すなわち譲れない線が「誇り」なのです。
これは、男であろうと女であろうと、対等です。

昔、新潟の寺泊に行き「蟹」を買った時です。
店のオバチャンに「ミル貝とイサキも買うからもっとまけてや」と交渉したのです。

そうしたら、オバチャン曰く

「それは、為(な)されん」
「蟹にも誇りがあるからよ」
「蟹の誇りを、わしらが潰すわけにはイカン」

これなんです。

今、絶対に失う事なく、持ち続けていなくてはいけない心です。
自信のある自分を見せてみろ。
自分に誇りがあれば、人の誇りも理解できる筈ですから。

男の誇り、女性に負けていませんか?

女性軍!「負けるが勝ち」なんて言葉もありますからね。

誇りを持っていきたいと思いながら...

決して女には、惑わない、媚びない、恋しない、、、、いつまでいっても「敵わない」

そんなお前が「気絶するほど悩ましい!」

なんと言っても○好き、○性の味方「久さん」が、夜の妖しいネオン煌めき、夜空に雷鳴轟く中、みんなが明日を夢みる魔界現地よりお送りしました。


明日天気になぁれ