人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

カエルが鳴くから帰~えろ

ここは、武州の国。そう東京からもさほど遠いところではなく、前には大都会東京が、後ろには群馬の山々が連なる東西に細長く伸びーる「さきたまの国」それが、オラの生まれた所。


オラは、Q太。
この辺りは神の住む場所とも言われる場所でもあり先には、我ら心の支えでもある天皇陛下美智子さまが近くの神社を参ってくれたんだよ。
草の影からそっと見ていたオラ達の前をゆっくりと歩いて行かれて優しく微笑み手を振ってくれたんだよ。

この辺りは、近代日本を支えたセメントの原石山があり、石灰石の産地としても有名で秩父セメントなんて聞いた事があるだろう。(今は、大平洋セメント)


この辺りは、とても読めないような地名がいくつもあるんだよ。

大田道潅ゆかりの地「越生」や
髙麗
越辺
脚折
男衾、、、、
さて、何て読むか問題だ

オラが住む此処は、一級河川大谷木川の起点なんだよ。
利根川も、信濃川も、九頭竜川も起点はあるんだよ。
起点探しも面白い。

大河の一滴もここから始まる。。。

オラが毛呂山町山間部より、鎌北湖に集まった水が流れ出る所から始まっているのさ。(この先で高麗川に合流する小さな川だ)
 
鎌北湖は、春は桜並木、秋は紅葉、そうして一年中マス釣り場として、皆から親しまれている風光明媚なダム(ため池)なんだ。

こんな、緑に囲まれ、水に潤う場所がオラの住む場所さ。
最近は、地震や大雨が頻繁にありオラ達もヒヤヒヤさ。

そうしたら昨日、どこかで見たことがある奴がここへ来たんだよ。作業着に長靴はいて歩いていろいろ調べていたんだ。

現場の事より、トンボやカエル、蛇やバッタなんかを見つけたら、そればかり見てる奴さ。
ズイ道なんて入ったら、コウモリと遊んでるのさ。

「仕事しなくていいのか」って聞いてやったんだ。
そうしたら奴は言ったよ。
「Q太!違うよ。この場所の事を一番知ってる彼らに聞いてるのさ」って、オラの名前も知ってやがんだ。
「お前は何てーんだ?」
「おれかぁ。。。久さ」

んでさ、久が終わって帰るときに挨拶しようと道路渡って最後のピョンと後ろ脚をのばした。。。。


その時、坂をスピードを、出した自転車が降りてきたんだ。。。。

Q太!

一歩間にあわなかったんだ〰️

アマガエルのオラがホラ見ろ!

ヒキガエルに生ったさ^^

大丈夫。次の目標が出来たよ

「パラガエル」さ。

帰るとき 久が言ってた

「また、来るよと」

 

越生 (おごせ)
髙麗(こま)
越辺(おっぺ)
脚折(すねおり)
男衾(おぶすま) でした。
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