人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

セント エルモの火

空に星があるように
浜辺に砂があるように
海に風が吹くように

僕の心にあるたったひとつの夢は
ただの季節の 変わり目の


3大流星群の一つ「ふたご座流星群」が13、14日の夜に出現します

放射点」と呼ばれる中心点から四方八方に降るように流れるのです。

カストルの脇から

ふたご座は左右対称の端正な星座と言われ、この星座は「カストル」と「ポルクッス」という、武勇に優れた双子の兄弟の物語に基づいていることをご存知でしょうか

カストルは剣の名人」「ポルックス馬術に優れ」ていました
兄弟の大きな違いは、カストルは普通の人間でしたが、ポルックスは「ゼウスの血を引き不死身の体」を持っていたのです

メッシナのイダス兄弟との戦いで大きな勝利を治めまるのですが「カストル」は流れ矢に当たって、命を落とすことになってしまいました
いつも一緒にいた弟のポルックスは深く悲しみ、兄の死を耐え難いものとして、受け入れることができません

ポルックスは大神・ゼウスに祈り、強く懇願するのでした

「兄とは生まれた時が一緒なのですから、死ぬ時も一緒でありたいと思っていました」

「ですから、どうかわたしの不死を解いていただけないでしょうか」と。。。。

大神ゼウスは、我が子でもあるカストルの死を悲しむと共に、兄を慕うポルックスの心に打たれ、その願いを叶えてやります

こうして二人は一緒に夜空にのぼり、ふたご座となったのだと伝えられています

ふたりを優しい目で観てください

「ふたご座」は船の守り神としてもとらえられています
私にとっては、ある意味、守護神とも言えるのです

海で大嵐にあったとき、帆を張っているマストの先に火花が見えるときがあります

「セント・エルモの火」

そう呼ばれる、火が燃えているように見える現象は、船の守り神「ふたご座」のふたりが起こしているもので、これが見えれば嵐は治まると信じられていました。

※(静電気による現象と言われています)

とても、幻想的な一夜を楽しみましょうか。。。

さぁ 手をとりましょう

今日は、「上弦の月」ですから

 


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