人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

あなたの「背わた」を見せてください

変わった面白い料理教室のひとコマのようです。

 

 

みんなは、生ゴミが出ない料理法を知っとるかな。

ひとつ問題だぁ
何故エビの背ワタを取るのか?
解るものいるかぁ

「ハ~イ先生~」
よし、壇蜜くん言ってみなさい

「エビの背ワタは、砂袋でじゃりじゃりして生臭いですよね。だから私のような妖艶な?いや淡白な味のエビの良さが薄れてしまうのじゃないかと思うのですが」

そう言うことだ。
でもなこれは何もエビだけに言える事ではないな。

おい、そこの背中を丸めて小さくくなってるご婦人はどうかな。
そんな、不安な顔などせずともいいんだ。

自分に自信のあるもの、はたまた、すぐに自分を嫌になってしまう小心者。。。
みんなおんなじなんだな。

みんな同じように「背わた」を付けてるんだな。いいかぁ~


こんな、料理教室の先生が生徒に質問をしたらしいのです。

「皆さん、お家に帰ってご主人に"私のじゃりじゃりしてるとこはど~こ?"って聴いて見てください。」

さて、何て答えるか?

「先生!私、まだ、独身で~す!が」って言った女性。

「そんなあなたの大切な人に聞いてみて下さい。」
「"私ってどう見える?"」かって。


じゃりじゃりした感じ、そう、砂を噛むような嫌悪感に感ずるところが「あなたの背わた」
そこを取り除けば格段と夫婦仲が良くなると言うことですネ


私ってどう見えているのかしら。その答えが、あなたの一番の隠し味になるのですよ。
それを、どう活かすかは、あなたの腕の見せ所になるわけですネ。

こんな、人生の隠し味を教えてくれる料理教室、なんて愉快な先生だと思うのですが、エビの背わたを見るたびに、ひとつ綺麗になって行くような気がしませんか。

久ッキングスクール「vol…背わた」のひとコマでした。


「背わたをとる」=地味で面倒くさい作業=地味で目立たないB子

「炒める」=華やかな仕事=美人で華やかなA子

「エビの背わた」問題。
さぁて、あなたはどっちだぁ~

 

(拾遺)
背わたとは、「人間の胃、腸にあたるところで、エビの消化器官です。黒いのは、海老が捕食したものの残りです」