人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

お陰様で

「お陰様」と「お蔭様」の違いはなんでしょうか

元々は「お蔭さま」が使われていましたが、常用漢字から外されたため代わりに「陰」が当てられるようになりました。最近では、ひらがなで「おかげさま」を使う人も増えています。

お陰様で

「お陰様」は、人や物から受けた「助けや力添え」を意味し「お陰様で助かりました」のように感謝を伝える時に使います。
また、神仏の助けや加護といった意味もあるようです。

これには何かある。
この「くさ冠」の有り無しには大きな意味が。。
と、思いましたが残念ながら、お代官様のひとこえで、ただ「普通に使ってはダメ!」これだけだったようですね。

「お陰様」は、陰ながらの恩恵に感謝を示す言葉です。「お陰様」の類語や連想する言葉には「お引き立て」「ご支援」「援助」「後ろ盾」「お助け」「お力添え」「支え」「応援」「ご協力」「高恩(こうおん)」など、すべて得る、受ける、などがあたりますよね。

「こざとへん」は、
「阜」(フ)の意味は、「おか(丘)、ふくらんだところ。。。


ふ、ふ、ふ、ふクラッ、ふっ眩んだ。。。なんと色っぺぇ~意味があることが、判明致しました^^


。。。と言う漢字が部首化されました。
従って、「こざとへん(阜)」を有する漢字は、「おか」「もりあがったところ」「ふくらむ」「盛んになる」等と意味上のつながりがあります。

また、「こざとへん」が右に付くのを「おおざと」といいますよね。
「都」「郊」「部」おおざとは「邑」(ユウ)から変換してその意味は、「むら」「さと」「人が沢山集まるところ」となりもっと集団性があるのです。

では、「山地」を表義する字は多くありますがひとつ教えましょう。

小さい方から「丘」「阜」「陵」「阿」の順とされるようです。
また「山」は(『説文解字』によると)、「石有りて高」いものとあることから、「山」は岩山、「阜」は土山という違いとされ、成り立っている地質についても、区分されているなんて勉強になりました。

私の稚文を読んでいただければ分かると思うのですが、なぜ「お陰様で」なのか。
これは、私が金庫を置き忘れ、それを大切に預かって頂いたことに対しての思いだったのですが、こんな勉強につながるなんて、本当にありがたき事に感心した次第です。

もっと、使いましょう。

「お陰様で。。」 ありがとう


最後に、阜(ふくらみ)の大きさは、「丘」へへへ