人声久語(拾遺帖つづり)

世の中そんなに捨てたもんじゃないよ あんまり頑張らないで 捨てられるものは捨てて行きましょう

日本丸とにっぽん丸

日本丸修繕


帆船日本丸は、昭和5年(1930年)にに建造され、練習帆船として長い間、若人達と大海原をかけてきたのです。
そして、昭和59年に引退し、昭和60年(1955年)には、多くの都市からの誘致要請があった中で、横浜港をhomeportに選んだのでした。
今や横浜のシンボルとしてか欠かせない存在となり多くの方に親しまれているのです。
その日本丸も昨年88歳 米寿をむかえました。
日頃の管理のおかげで元気なのですが、老朽化も進行していることから、今後もこの姿を保って行けるように大規模修繕を行っうことになりました。
20年ぶりにドックの水が抜かれ、堂々の船底を現した国重要文化財日本丸がみなとみらいに全貌を見せています。
貴重な機会です是非ともお出でください。
次いでですが、私もお目に止まるやも知れません、、、、

https://www.nippon-maru.or.jp/20190109-3956/


と、「帆船日本丸」の話をしていたら、
商船三井客船の大型クルーズ船「にっぽん丸」(全長約166メートル)が先月末に米国・グアムの港で桟橋と接触する事故を起こしたとの報道がありました。
原因と言えるのかどうかわかりませんが、現地当局の検査で50代の男性船長からアルコールが検知されたとの事です。
船長が舵を握り、グアムを出発した直後に桟橋に衝突し、船の後部に穴が空いて、その後のクルーズは取り止めになったそうです。
船には、飲酒に対してそんな細かな制限はないような気がするのですが。
通常接岸までは、タグボートが誘導して徐々に本船を押しながら接岸させるのですが、湾内を出て、本船航路を過ぎれば大海原を航海します。
ましてやクルーズ船ですからお酒のサービスは当たり前で、航海士もナビゲーションを入れれば、良いわけですからね。

私達も、船上で舵を握りながら、缶ビールをプシュっとやっていましたから(ただ、客船ではありませんから)

不名誉な事故となりました。

にっぽん丸は客室が202ある豪華客船で、今回のクルーズは、12月26日夕に横浜を出発してゆき、グアム、サイパンに滞在し、1月3日夕に横浜に戻る予定だったのですがクルーズ中止。ちなみに料金は2人1部屋の利用で1人あたり36万8千円~164万円。

修理後、横浜に戻って来るでしょうが。。。。
人的な被害がなく、それだけが良かったですネ

しかし、操船事故、これは海の男として恥ずかしくなります。
ましてや出港直後なんて乗員全体責任です。

「にっぽん丸」と「日本丸

国を代表する名前を冠した船としては、あってはならない事故でした。

「帆船日本丸」は、決してそんなことはありませんから、、、、、
今日は、これから海水の無くなったドック内に入ります。
是非ともお出でください。(皆さんは外から見るだけですが申し訳ありません)

 



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